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TBORリポート 「蒼崎一希、フォーミュラカーに乗る!!」

7/31。いよいよ心待ちにしていたフォーミュラカーに乗る日がやってきました。

未明に起きた地震で目が覚め、ついでに興奮と不安で寝不足気味。
こういうときは大抵何かやらかす。だから気をつけなければいけなかったのだが・・・・・・。

結構でかいことを早速木下駅構内でやってしまった。

乗ろうとした電車に乗り遅れそうになったために慌てて階段をフリーフォールのように駆け下りていたその瞬間、

「!?」

バランスを崩して改修工事中の砂利だらけのホームに投げ出されてしまった。
立ち上がろうとした瞬間、左足に激痛。どうも捻挫したらしい。ついでに言うととっさについた右手も痛いときた。

とりあえず無理やりに立ち上がって電車に飛び込みなんとか事なきを得るが、左足は異常なほどに傷む。

事態が事態、しかも微妙に遅刻中なので先輩に連絡をして事情を連絡のあと、足を引きずりながら予定より遅れて秋葉原駅付近で今回筑波まで同行してくれる鉄道研究部のOBのI先輩と合流。

同行してくれる後輩のMくんが遅延しているために近くまで向かってピックアップした後いよいよ筑波サーキットへ。
車内ではMくんが先輩にお願いしていたシップやらテーピング用のテープやらといった応急処置に必要なものを持ってきてくれて手渡してくれました。おかげで非常に助かりました。

3人の乗り込んだ先輩の愛車・ランサーエボリューションⅧMRは一路高速を筑波へ。途中首都高をナビのよくわからない誘導のせいで妙に長く走らされるという事態も起こるものの無事に筑波へ。

その車内では正直かなり緊張していました。
初めてのレーシングカーのドライブだというのにすでに左足と右手を負傷、さらには高速を走行中に雨が落ちてくるという最悪なコンディションな訳だから緊張しないほうがおかしいのですが、もうここまで来たらやってやるしかないと意気込むはいいものの、やはり傷む足と手首が気になってそれどころではないというとんでもない状態。
まぁ、幸いにも体験搭乗の際に降りはしませんでしたが天候はともかく、負傷は完全に自分自身の過失なので自業自得でありはするのですが・・・・・・。

IMG_5541.jpg

そしていよいよ今回、レーシングチーム「ディープレーシング」が開催する体験搭乗会&ドライバーオーディションの会場の筑波サーキットジムカーナ場へ。到着時にはすでに今回使用する3台のFJマシンがすでに用意されていました。

ここはサーキットとは違いバイロンなどで自由にコースが設定できるようになっている場所。今回はバイロンスラロームと3つのコーナーが用意されているコースを走ります。

傷む足を引きずりながら参加受付を終えた後はとりあえず開会式や操作説明にコース説明などを受け、いよいよドライブへ向けた準備へ。

今回は2回の体験搭乗の機会が設けられていたのですが、僕はなんと出走1番目に割り振られたからさぁ大変。

高鳴る心臓、傷む足首を宥めながらいざシート合わせを行うために自身に割り当てられたゼッケン68をつけたマシンに身を滑り込ませる、といいたいところなのだが慣れない+足の痛みのせいでものすごくぎこちないコクピットインに・・・・・・。ちなみに服装はレーシングスーツではなくて長袖長ズボン。とりあえずこれで乗れるらしい。

今回は実際に座りながら必要にあわせて背中にビート版のようなマットを詰めてシートポジションを調節。同時に狭いコクピット内にあるスイッチ類の確認もやってしまう。そして、生まれてはじめての右側に設けられているシフトレバー(フォーミュラカーはヨーロッパ発祥だからか大抵右側にシフトレバーがある)の操作具合を確認して一旦降車。

同じマシンを割り当てられたほかの参加者がシート合わせをするのを見ながらこちらのテンションと緊張感は最高潮。この頃になってくるとめちゃくちゃ痛いはずの足首の痛みまで割りとどうでもよくなってくるから怖い。

DSC_5423.jpg 

DSC_5422.jpg


そしていよいよ自分の走る出番がやってきた。フルフェイスヘルメットを被り、眼鏡をメットの中へ押し込んだ後、いざ自分のマシンへ。

マシンの中へ身体を詰め込み、スタッフに4点式のシートベルトを締めてもらう。話には聞いていたがレース用のシートベルトはまさにマシンに「拘束」される感じ。身体が無駄に動くことがない程度にまでハーネスを締め上げられるので、まさにマシンと一体になる感覚といったほうがいいような感じ。

DSC_5426.jpg

スタート地点の脇に設けられた仮設ガレージの中でスタートの時を待つ蒼崎。もちろん、その瞳は真剣。

そしてグローブを嵌め、前で同じく準備を進める2台のマシンがエンジンをかけるのを見て、いよいよこちらもエンジンに火を入れる。

まずは赤く大きなメインスイッチを捻ってONにする。すると「ココココ」と燃料ポンプが作動する音が聞こえてくる。イグニッションスイッチがONになっているのを確認して、クラッチを切ってブレーキを踏んでから、赤いスタートボタンを押す。
スターターの回る音に続いてスバル製のエンジンに火が入った。テンションは最高潮。

前の2台が順にスタートしていく。
マシンをスタート位置に持っていってスタッフのスタート合図を待ちながら、バイザーを下ろす。

DSC_5477.jpg

スタッフがグリーンフラッグを振った。スタート。

「ストンッ」

エンジンストール。そう、実はMT車を走らせるのは実は教習所を卒業してからはじめて走らせるMT車がこのFJという、他の参加者の方曰く「強烈なリハビリ」状態。おまけにクラッチを踏む左足は負傷中で、FJはまだやさしいほうだがレーシングカーのクラッチは重く固いときてる。当然といえば当然だがエンストを起こしてしまった。
すぐにエンジンをかけなおしてギクシャクしながらスタート。まずは慎重にスラロームを通過して、次のコーナーへ向けてシフトアップしてアクセルオン。
するとエンジンが恐ろしいほどのレンポンスで立ち上がり、マシンが強烈な勢いで加速していく。

IMG_5550.jpg

このFJ、車重はドライバーの自分も含めて約470kg程度。それに130馬力程度を発生するようにチューニングされたエンジンが積まれている。排気量は1600ccでトルクも12kgfm程度(ノーマル数値)だが、パワーウエイトレシオで言えば3.6PS/kgと、先輩のランエボ(4.7PS/kg)を超える。加速は今回乗せてもらった先輩のランエボよりも若干強烈だったと思う。それくらいに加速がいい。さすが日本最底辺カテゴリーとはいえやはりフォーミュラカー。

そしてコーナリングに入るためにブレーキを踏むがこれもまたよく効く。正直踏力が足りなさ過ぎるために全力を使い切ることは出来ないがそれでも十分すぎるくらいに効く。

DSC_5527.jpg

ステアリングは切ったら切っただけ曲がっていくという印象。そして車重が軽いのとタイヤもスリック(ヨコハマ製)ではあるがトレッドが狭いので予想以上に軽い。
曲がるときは前輪だけで曲がるのではなくリアのスライドも含めて「車体全体で曲がる」感じはカートに近い感覚。これは公道ではまず味わえません。

ただ、難しいのがマシンの挙動をつかむこと。
今までレーシングスピードではカートでしか走ったことがありませんが、あれはサスペンションはなくてフレームのねじれをコントロールすることでサスペンションの機能を代用しているので比較的ダイレクトに挙動を感じ取れました。
対してFJは車体が当然ながら大きくなっているので挙動も違うし、何よりタイヤとフレームの間にサスペンションが入っているというのが一番大きい。
だからうまくトラクションの掛かり方やタイヤのグリップの状態を把握できなくてある瞬間からスーッとテールが流れてスピンしてしまうのだ。
まぁスピンなんてある程度速度が出ていないとまずしないからそれだけスピードを出せてたということで自画自賛しておくことしようと思う。

あと、シフトチェンジに関しては最初はレーシングカーらしく1速でスタートしていたが、やはりちょっとシビアなので途中から2速スタートでそのままホールドという形に変更。FJのドライバーにも2速スタートの人はいるらしいのでまぁいいか、といったところ。

とりあえずエンストやスピンなんかを繰り返しながらもとりあえず無事に1本目の走行が終了。元の場所に戻ってきてメインスイッチカット。
ぐったりとなっていたのでシートベルトを外してもらってようやく降りる。

降りてちょっとしてからようやく足の痛みを思い出して、ヘルメットを脱ぎながらため息ひとつ。

降りて浮かんでくる感想は、「楽しかった」

走ってる最中はてんやわんやなテンション全開状態で何がなんだかよくわかっていなかったけど、降りてちょっと冷静になってくると、心の奥底から「楽しい」という感情が湧き上がって来るわけです。



もっとこのマシンのポテンシャルを引き出したい。

もっと早く、そしてスムーズに走ってみたい。

そして、もっと攻めたい。



そう思えてくるから恐ろしい。スピードってとある覚醒剤の隠語でもあるのだが、その隠語をつけた人間の考えは正しいと思う。

これは、病み付きになる。そして今以上を求めたくなる。

やっぱり僕は「スピードジャンキー」らしい。

とりあえず走行は終わったので食事を摂りながら他の参加者やチーム所属のレーシングドライバーの方などと話をして2本目に向けたイメージを作って、全体での簡単なブリーフィングを終えた後いよいよ2本目の走行へ。

1本目では慣れてなかったから攻めることが出来なかったけど、2本目では大分冷静になってきたので攻められるようになってきました。

DSC_5644.jpg

スラロームではパイロンにリアホイールが触れるくらいまでギリギリを攻めたし、アクセルの開け具合もよくなってきた。コーナリングスピードも上げられるようになったぶんスピンへ向かうような挙動も増えたけど、何回かは上手いところタイヤのすべり具合を感じ取れて上手くカウンターを当てられるようになりました。

あとは、当初は気にする余裕がなかったタコメーターや水温計なんかも気にすることが出来るように。
途中で水温が要注意と指示されていた90℃の少し手前まで上昇したのでスタッフに伝えたりとちょっとだけ「レーシングドライバー」らしく振舞えるようになりました。

そしていよいよラストラン。最後を示すチェッカーフラッグが振られるのを確認していざスタート。

DSC_5704.jpg

スラローム、コーナーを今自分に出来る最大限の速度で通過。そして最終コーナーを立ち上がった後のコース終点までのほんとに短いストレートでアクセルをとにかく思いっきり踏む。するとペダルが底に・・・・・・。



DSC_5721.jpg


「踏み抜けた・・・・・・」


と思った瞬間にコースは終点。その先はテントを張った簡易ガレージがある駐車場なので一気にブレーキング。ブレーキの最大能力まで使えたとはいえないけどかなりのところまでは使いきれました。

こうして予定していた全ての走行は全て終了。他の参加者の体験搭乗終了を待って閉会式。
この頃には心の底から「楽しかった」という気持ちでいっぱいに。

そしてチームからドライバー育成カリキュラムやチームのレース参戦体制などの載った資料を頂きました。
とりあえずサーキットでは毎月体験搭乗会をやっているとのこと。
もしまた機会があれば今度はサーキットを走ってみたいなどと思うようになったのは皆さんのご想像のとおり。


というわけで、僕のはじめてのフォーミュラカー体験は負傷など様々なトラブルを抱えながらでしたが無事に終えることが出来ました。

今回の体験搭乗で感じたことは、「モータースポーツはやはり素晴らしい」ということ。

たとえどんなに足が痛くても、マシンに乗ってエンジンかければそんなのはどこかへすっ飛んでいってしまう。確かにはじめるには費用は物凄くかかりますが、やれるならやりたい。そんな気持ちを持たせ続けさせてしまう、それがモータースポーツ。

先に、「シートに拘束されるようだ」と書きましたが、いざエンジンがかかってシートからエンジンの鼓動が感じられるようになって、走り始めると拘束されるといった感じは全く感じなくなって、逆に気持ちいいとさえ思えるようになってくるから怖い。

いざアクセルを踏むとマシンはとんでもなく加速するけど、慣れてくればそれも快感に。

モータースポーツにはそういう魔力があります。

最後に、今回はこのチームが以前全日本F3選手権に参戦していたころのF3マシンに乗せてもらいました。

IMG_5558.jpg

日本ではフォーミュラカーの最底辺は今回ドライブしたFJ1600。
その先にはF4やFCJ(フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン)、そしてこのF3といった感じに階段を登っていけるようになっています。

そしてそのずーっと先には、

IMG_5446.jpg

ご存知、F1世界選手権があるわけです。

ちなみに、かの有名なF1ドライバーの片山右京さんは、このFJからフォーミュラカーを始めたそうです。

蒼崎は、あのコクピットの中からちょっとだけ、世界の頂点へ向かう道をちょっとだけ見たような気がします。

最後に、今回の体験搭乗の機会を作ってくださったディープレーシングの皆さん。
僕を筑波まで連れてきてくださった鉄道研究部OBのI先輩、そして今回の走行シーンの写真撮影に負傷した僕のために応急処置に必要なものを用意してくれた後輩のMくん。

本当にありがとうございました。
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No title

フォーミュラレポお疲れ様でした!
のっけからのアクシデントにハラハラしましたが、運転中は集中できましたようでなによりです。ドライバーズ・ハイというやつでしょうかね?(;´∀`)
走っているお姿がカックイイ! これがピリオドの向こう側を目指す男の顔か…!
これほどの体験は稀有でありますなぁ。
さぁ次は1/12フォーミュラカー製作かフォーミュラ型神姫の開発ですね!(おい

結婚式オフレポもお疲れ様ですたー!
ぜひノルンさんにも着せてあげてください。そして式の日取りを教えてください(0゚・∀・)
ところで一番最後の画像…まさか我が家の愛娘に手を…(ビキビキ

No title

>烏丸賽さん
ようやく念願のフォーミュラカードライブを実現できました!!
まさかのドライブ前の負傷には大分焦りましたが(送っていただいた先輩には「お前は事あるごとに何かやらかすな」と言われましたw)、乗ってしまうとそんなこと忘れてしまう……。やはりおっしゃる通りのドライバーズ・ハイなのかもしれません。
あと、蒼崎がカッコよく見えるのはフォーミュラカーによる補正と思われますw ただ後輩が撮影してくれた写真を見て再認識しましたがスタート前は相当に緊張してますねw

今回のドライブで得られた経験は、まずは現在進めている「PROJECT SPRC」に活かされる、はずです(ぉ ただ、個人的に"MMS TYPE FORMULA"がものすごく面白そう……!! これはこれからちょっと「構想」という名の「妄想」を膨らませてみようかと……!!

ウエディングドレス……、着せてあげたいですねー。

はっ、これは式を挙げるフラグか!?

最後のは……、あまりの電光石火ぶりに止める間もありませんでした……。とりあえずすぐに解放されたとお伝えしておきます。
プロフィール

蒼崎一希

Author:蒼崎一希
武装神姫・鉄道・飛行機・車・写真が好きな大学生。
お出かけ大好き。よく神姫たちと出かけたりしてます。

蒼崎 一希とは

当サイトはリンクフリーでございますが、リンクしていただいたときは一言連絡をいただけるとうれしいです。喜んでリンクしていただいた方のサイトへテイクオフさせていただきますので。

Twitterアカウント:Kazuki_Aozaki

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TEAM BLUE ONEの神姫たち

※ 当サイトに登場(特に神姫日記など)する組織名・会社名等は実在する名称のものとは一切関係ございません。

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